画面の変更に強いロボットにする(要素の指定方法のコツ)

公開日:2026年10月4日 執筆:Takuya カテゴリ:Web 操作

Web システムの画面が少し変わっただけでロボットが止まるのを防ぐために、ボタンや入力欄をどのように指定すればよいかを解説します。ID・属性・近くの文字を手がかりにする考え方です。

画面の変更でロボットが止まる理由

ロボットは、クリックするボタンや入力する欄を「ページの中のどの要素か」という形で覚えています。この指定が「上から3番目の表の、2行目の、5番目のセル」のような位置に頼った指定になっていると、システムの改修で表が1つ増えただけで、別の要素を操作してしまったり、要素が見つからずに止まったりします。

Design Studio では、要素の指定方法(どの属性を手がかりにするか)を調整できます。変更に強い手がかりを選ぶことが、ロボットを長く使い続けるための大切なポイントです。

手がかりの優先順位

一般に、次の順番で変わりにくい手がかりを選びます。

  1. 要素の ID や name 属性(システム側で意図して付けられていることが多く、変わりにくい)
  2. ボタンやリンクに表示されている文字(「検索」「登録」など)
  3. 近くにある見出しやラベルの文字(「顧客コード」の右の入力欄、など)
  4. 位置(何番目の表・何行目)は最後の手段

ID が自動生成されている場合

システムによっては、ID が「ctl00_main_txt_12345」のように自動生成され、画面を開くたびに数字が変わることがあります。この場合、ID をそのまま手がかりにすると毎回失敗します。ID の変わらない部分(前半の文字列など)だけを条件にする、近くのラベルの文字を手がかりにする、といった方法に切り替えます。

表の中の値を探すとき

一覧の中から特定の行(例:受注番号が一致する行)のボタンを押したい場合は、「何行目か」ではなく、「受注番号の列の値が一致する行」を探してから、その行のボタンを操作するように組み立てます。表示順が変わっても、目的の行を確実に操作できます。

システム改修の情報を早めにつかむ

どれだけ工夫しても、画面が大きく変われば修正は必要です。操作している社内システムの改修予定を、情報システム部門から事前に連絡してもらえるようにしておくと、改修日にロボットが止まる前に修正とテストを済ませられます。ロボットの台帳に、操作しているシステムと画面を記録しておくと、影響の範囲をすぐに確認できます。

※BizRobo! は RPA テクノロジーズ株式会社の製品です。本サイトは同社とは関係のない個人の解説サイトです。画面や機能の名称は、製品のバージョンによって異なる場合があります。

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