Excel の処理対象一覧を読み込んでロボットを動かす(入力ファイルの設計)

公開日:2026年10月4日 執筆:Takuya カテゴリ:Excel・CSV・ファイル

担当者が用意した Excel の一覧を読み込んで、1行ずつシステムに登録するロボットを作るときの、入力ファイルの形の決め方、読み込みの流れ、処理結果の書き戻し方を解説します。

Excel を入力にする理由

「この一覧の内容をシステムに登録してほしい」という業務は、RPA で最もよくあるパターンの1つです。担当者が普段使い慣れた Excel で一覧を作り、ロボットがそれを読み込んで登録する形にすると、ロボットを使う側の負担が少なくて済みます。

入力ファイルの形を決める

ロボットにとって読みやすい Excel の形は、人にとって見やすい形と少し違います。最初に入力ファイルの形を決めて、担当者と合意しておくことが、安定したロボットへの近道です。

  • 1行目は見出し、2行目から1行=1件のデータにする
  • セルの結合、見出しの複数行、途中の空白行は使わない
  • 列の順番と見出しの名前は固定する(変えるときはロボットも直す)
  • 処理結果を書き戻す列(結果・エラー内容・処理日時)を用意しておく

読み込みと繰り返しの流れ

BizRobo! で Excel を読み込むと、シートの内容を表として扱えます。見出しを除く各行について、列の値を入力用タイプの変数に入れ、システムへの登録処理を行います。

[Excel の一覧を読み込んで登録する流れ(例)]
1. 入力フォルダの Excel ファイルを読み込む
2. 繰り返し:2行目から最終行まで
   2-1. 「結果」列が空でない行は飛ばす(処理済み)
   2-2. 各列の値を変数に入れる(顧客コード、氏名、金額…)
   2-3. 値のチェック(必須・桁数・形式)→ 不正なら結果に「入力エラー」と記録して次へ
   2-4. システムに登録する
   2-5. 結果列に「完了」と処理日時を記録する
3. 結果を書き込んだファイルを出力フォルダに保存する

処理済みの行を飛ばす設計

途中でロボットが止まった場合に、最初からやり直すと、登録済みのデータを二重に登録してしまいます。結果列に「完了」と書き込みながら進め、再実行したときは完了済みの行を飛ばす設計にしておくと、止まった箇所から安全に再開できます。

入力チェックを先に行う

システムに登録してからエラーになるより、ロボットが登録の前に値をチェックして、不正な行を「入力エラー」として返す方が、担当者にとって直す場所が分かりやすくなります。チェックの内容は、システムの入力画面のエラー条件に合わせて決めます。Excel 側にも入力規則を設定しておくと、そもそもの入力ミスを減らせます。

※BizRobo! は RPA テクノロジーズ株式会社の製品です。本サイトは同社とは関係のない個人の解説サイトです。画面や機能の名称は、製品のバージョンによって異なる場合があります。

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