Excel の処理対象一覧を読み込んでロボットを動かす(入力ファイルの設計)
担当者が用意した Excel の一覧を読み込んで、1行ずつシステムに登録するロボットを作るときの、入力ファイルの形の決め方、読み込みの流れ、処理結果の書き戻し方を解説します。
Excel を入力にする理由
「この一覧の内容をシステムに登録してほしい」という業務は、RPA で最もよくあるパターンの1つです。担当者が普段使い慣れた Excel で一覧を作り、ロボットがそれを読み込んで登録する形にすると、ロボットを使う側の負担が少なくて済みます。
入力ファイルの形を決める
ロボットにとって読みやすい Excel の形は、人にとって見やすい形と少し違います。最初に入力ファイルの形を決めて、担当者と合意しておくことが、安定したロボットへの近道です。
- 1行目は見出し、2行目から1行=1件のデータにする
- セルの結合、見出しの複数行、途中の空白行は使わない
- 列の順番と見出しの名前は固定する(変えるときはロボットも直す)
- 処理結果を書き戻す列(結果・エラー内容・処理日時)を用意しておく
読み込みと繰り返しの流れ
BizRobo! で Excel を読み込むと、シートの内容を表として扱えます。見出しを除く各行について、列の値を入力用タイプの変数に入れ、システムへの登録処理を行います。
[Excel の一覧を読み込んで登録する流れ(例)]
1. 入力フォルダの Excel ファイルを読み込む
2. 繰り返し:2行目から最終行まで
2-1. 「結果」列が空でない行は飛ばす(処理済み)
2-2. 各列の値を変数に入れる(顧客コード、氏名、金額…)
2-3. 値のチェック(必須・桁数・形式)→ 不正なら結果に「入力エラー」と記録して次へ
2-4. システムに登録する
2-5. 結果列に「完了」と処理日時を記録する
3. 結果を書き込んだファイルを出力フォルダに保存する処理済みの行を飛ばす設計
途中でロボットが止まった場合に、最初からやり直すと、登録済みのデータを二重に登録してしまいます。結果列に「完了」と書き込みながら進め、再実行したときは完了済みの行を飛ばす設計にしておくと、止まった箇所から安全に再開できます。
入力チェックを先に行う
システムに登録してからエラーになるより、ロボットが登録の前に値をチェックして、不正な行を「入力エラー」として返す方が、担当者にとって直す場所が分かりやすくなります。チェックの内容は、システムの入力画面のエラー条件に合わせて決めます。Excel 側にも入力規則を設定しておくと、そもそもの入力ミスを減らせます。
※BizRobo! は RPA テクノロジーズ株式会社の製品です。本サイトは同社とは関係のない個人の解説サイトです。画面や機能の名称は、製品のバージョンによって異なる場合があります。
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