ロボットが止まったときの調査手順(原因の切り分け方)

公開日:2026年10月5日 執筆:Takuya カテゴリ:エラー処理・運用

本番のロボットが止まったときに、慌てずに原因を切り分けるための手順をまとめます。ログの確認、画面の再現、データ・システム・ロボットのどこに原因があるかの見分け方です。

まず影響を確認する

ロボットが止まったと連絡を受けたら、原因の調査より先に、業務への影響を確認します。どこまで処理が終わっていて、何が残っているのか、締め切りまでに手作業で対応する必要があるのかを、業務の担当者と共有します。原因の調査に時間がかかる場合でも、業務を止めないことが優先です。

調査の手順

原因は、次の順番で切り分けると効率よく調べられます。

  1. ログを見て、止まったステップと、そのときのエラーメッセージを確認する
  2. 止まったときに処理していたデータ(何件目の、どの値か)を確認する
  3. 操作しているシステムを人が手で操作して、同じ画面・同じデータで問題が起きるかを確認する
  4. Design Studio で同じデータを使ってロボットを動かし、止まる箇所を再現する

原因の3つのパターン

原因は大きく3つに分かれます。どれに当たるかで、対応する人と方法が変わります。

  • データの問題:入力ファイルの値の不備や、想定していないデータ。業務の担当者がデータを直せば再実行できる
  • システムの問題:操作するシステムの停止・遅延・画面の変更、パスワードの期限切れ。システムの管理者への確認が必要
  • ロボットの問題:想定していない画面やデータへの対応漏れ、待機時間の不足。ロボットの修正とテストが必要

よくある原因の例

実務でよく見る原因を挙げます。「昨日まで動いていたのに」という場合は、ロボットではなく、データかシステムの側で何かが変わっていることが多いです。

  • システムの画面が改修された(ボタンの名前や配置が変わった)
  • ロボット用アカウントのパスワードの期限が切れた
  • システムが遅く、待機時間内に画面が表示されなかった
  • 入力ファイルの列の順番が変わっていた、見出しが変わっていた
  • 想定していないポップアップ(お知らせ、確認ダイアログ)が表示された

再発を防ぐ

原因が分かって復旧したら、同じ原因で止まらないための対策を考えます。データの問題なら入力チェックの追加、システムの問題なら改修情報の共有ルール、ロボットの問題なら例外への対応の追加、といった形です。調査の記録(日時・現象・原因・対応)をロボットの台帳に残しておくと、よく止まるロボットや、よく起きる原因が見えてきます。

※BizRobo! は RPA テクノロジーズ株式会社の製品です。本サイトは同社とは関係のない個人の解説サイトです。画面や機能の名称は、製品のバージョンによって異なる場合があります。

ほかの記事