ロボットが止まったときの調査手順(原因の切り分け方)
本番のロボットが止まったときに、慌てずに原因を切り分けるための手順をまとめます。ログの確認、画面の再現、データ・システム・ロボットのどこに原因があるかの見分け方です。
まず影響を確認する
ロボットが止まったと連絡を受けたら、原因の調査より先に、業務への影響を確認します。どこまで処理が終わっていて、何が残っているのか、締め切りまでに手作業で対応する必要があるのかを、業務の担当者と共有します。原因の調査に時間がかかる場合でも、業務を止めないことが優先です。
調査の手順
原因は、次の順番で切り分けると効率よく調べられます。
- ログを見て、止まったステップと、そのときのエラーメッセージを確認する
- 止まったときに処理していたデータ(何件目の、どの値か)を確認する
- 操作しているシステムを人が手で操作して、同じ画面・同じデータで問題が起きるかを確認する
- Design Studio で同じデータを使ってロボットを動かし、止まる箇所を再現する
原因の3つのパターン
原因は大きく3つに分かれます。どれに当たるかで、対応する人と方法が変わります。
- データの問題:入力ファイルの値の不備や、想定していないデータ。業務の担当者がデータを直せば再実行できる
- システムの問題:操作するシステムの停止・遅延・画面の変更、パスワードの期限切れ。システムの管理者への確認が必要
- ロボットの問題:想定していない画面やデータへの対応漏れ、待機時間の不足。ロボットの修正とテストが必要
よくある原因の例
実務でよく見る原因を挙げます。「昨日まで動いていたのに」という場合は、ロボットではなく、データかシステムの側で何かが変わっていることが多いです。
- システムの画面が改修された(ボタンの名前や配置が変わった)
- ロボット用アカウントのパスワードの期限が切れた
- システムが遅く、待機時間内に画面が表示されなかった
- 入力ファイルの列の順番が変わっていた、見出しが変わっていた
- 想定していないポップアップ(お知らせ、確認ダイアログ)が表示された
再発を防ぐ
原因が分かって復旧したら、同じ原因で止まらないための対策を考えます。データの問題なら入力チェックの追加、システムの問題なら改修情報の共有ルール、ロボットの問題なら例外への対応の追加、といった形です。調査の記録(日時・現象・原因・対応)をロボットの台帳に残しておくと、よく止まるロボットや、よく起きる原因が見えてきます。
※BizRobo! は RPA テクノロジーズ株式会社の製品です。本サイトは同社とは関係のない個人の解説サイトです。画面や機能の名称は、製品のバージョンによって異なる場合があります。
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