検索フォームに条件を入力して結果を取得する(0件・1件・複数件の分岐と条件のクリア)

公開日:2026年10月7日 執筆:Takuya カテゴリ:Web 操作

Web システムの検索画面にコードや日付を入力し、結果を取得するロボットの設計を解説します。結果が0件・1件・複数件のときの分岐、前回の検索条件のクリア、入力値の注意点を整理します。

検索は多くのロボットの入口になる

顧客番号で顧客情報を開く、注文番号で注文の状態を確認する、期間を指定して明細を出す、といった検索の操作は、多くのロボットの最初の一歩です。架空の例として、Excel に並んだ顧客番号ごとに顧客管理システムで検索し、契約状況を抽出して書き戻すロボットを考えます。

検索の部分は単純に見えますが、「結果が見つからなかったとき」「複数見つかったとき」の扱いを決めていないと、間違った顧客の情報を抽出したり、ロボットが止まったりします。

入力から結果取得までの流れ

1件分の流れを整理すると、次のようになります。

  1. 検索画面が表示されていることを確認する
  2. 前回の検索条件をクリアする
  3. 検索条件(顧客番号など)を入力する
  4. 検索ボタンをクリックし、結果の表示を待つ
  5. 結果の件数を確認し、件数に応じて分岐する
  6. 対象の行から情報を抽出する(または詳細画面を開く)
  7. 検索画面に戻る

結果の件数で分岐する

結果の件数ごとに、どう扱うかを事前に決めて表にしておきます。

  • 0件 → 抽出しない → 結果欄「該当なし」として次の件へ
  • 1件 → その行から抽出する → 結果欄「完了」
  • 複数件(完全一致の検索のはずなのに)→ 抽出しない → 結果欄「要確認:複数該当」
  • 複数件(期間検索など、複数が当然のとき)→ 全件を抽出する。ページ送りがあれば全ページを処理する
  • エラーメッセージが表示された → 結果欄にメッセージの内容を記録して次の件へ

0件の判定は画面の何で行うか

0件のときの画面は、システムによって「該当するデータはありません」というメッセージが出る、一覧の表だけが空で表示される、表そのものが表示されない、などさまざまです。何を見て0件と判断するかを決め、該当なしの画面を実際に出して確認しておきます。結果の表示を待つ時間の設定も、0件のときの画面に合わせておかないと、表が出てこないことを待ち続けてタイムアウトになることがあります。

検索条件のクリアと入力の注意

検索画面によっては、前回の条件が入力欄に残ったままになります。前回の顧客番号のうしろに今回の番号が追記されたり、日付の条件が残って絞り込まれすぎたりするので、入力の前に必ず条件をクリアします。画面に「クリア」ボタンがあればそれを使い、なければ各入力欄を空にしてから入力します。

  • 前ゼロ付きのコード(000123)が、Excel から読み込んだ時点で 123 になっていないか
  • 部分一致の検索で、123 を検索すると 1234 や 51230 も一緒に出てこないか
  • 全角・半角、前後の空白で検索結果が変わらないか
  • 日付の入力形式(2026/10/07 と 20261007 など)が入力欄の求める形に合っているか

よくある失敗

検索まわりで起きやすい失敗をまとめます。

  • 複数件ヒットしたのに、一覧の1行目を無条件に抽出してしまう
  • 前回の検索結果が残った画面を、今回の結果と誤認して抽出する(結果の表示を待つ条件が甘い)
  • 検索結果の上限(「500件を超えたため一部のみ表示」など)に気づかず、取りこぼす
  • 該当なしをエラーとして扱い、ロボット全体を止めてしまう

※BizRobo! は RPA テクノロジーズ株式会社の製品です。本サイトは同社とは関係のない個人の解説サイトです。画面や機能の名称は、製品のバージョンによって異なる場合があります。

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