BizRobo! の構成を理解する(Design Studio・Management Console・RoboServer の役割)
BizRobo! を使い始めるときに最初に混乱しやすい、Design Studio・Management Console・RoboServer の役割分担と、ロボットが作られてから実行されるまでの流れを整理します。
最初に全体像を押さえる
BizRobo! は、パソコン1台で完結するタイプの RPA とは違い、「作る道具」と「動かす仕組み」と「管理する画面」が分かれた構成になっています。この役割分担を知らないまま触り始めると、「作ったロボットをどこで動かすのか」「スケジュールはどこで設定するのか」で迷いがちです。
この記事では、製品の細かい操作の前に、各部品の役割とロボットの一生(作る→登録する→動かす→見守る)の流れを整理します。
3つの部品と役割
BizRobo!(サーバー型の BizRobo! Basic など)は、主に次の3つで構成されます。
- Design Studio:ロボットを作る開発ツール。Web ページを表示しながら、クリックや文字入力、データの抽出などの「ステップ」を並べてロボットを組み立てる
- Management Console:作ったロボットを登録し、スケジュール実行や実行結果(ログ)の確認、認証情報の管理などを行う管理画面
- RoboServer:実際にロボットを実行するエンジン。Management Console からの指示を受けてロボットを動かす
ロボットができてから動くまでの流れ
一般的な流れは次のとおりです。開発者のパソコンで作って試し、問題がなければ Management Console に登録して、決まった時間に RoboServer で動かします。
- Design Studio でロボットを作り、デバッグ(試し実行)で動作を確認する
- 完成したロボットを Management Console のプロジェクトに登録(アップロード)する
- Management Console でスケジュールを設定する
- 決まった時刻に RoboServer がロボットを実行する
- 実行結果やエラーを Management Console のログで確認する
DS と DA
BizRobo! のロボットには、Design Studio のブラウザ機能で Web システムを操作するもの(よく「DS ロボット」と呼ばれます)と、Desktop Automation(DA)の機能で Windows のデスクトップアプリを操作するものがあります。DA を使うには、操作対象のパソコンに専用のサービスを入れるなどの準備が必要です。
一般には、まず DS で作れないかを検討し、DS では難しい部分(専用のデスクトップアプリの操作など)に DA を使う、という順番が推奨されています。使い分けは別の記事で詳しく解説しています。
この構成のメリット
作る場所と動かす場所が分かれているので、開発者のパソコンを閉じていても、サーバー側でロボットが動き続けます。また、複数のロボットの実行状況やエラーを1つの管理画面で確認できるため、ロボットの数が増えても運用しやすいのが特徴です。
反対に、導入時にはサーバーの準備や、ロボットが社内システムにアクセスするためのネットワーク・権限の調整が必要になります。情報システム部門と早めに相談しておくと、導入がスムーズに進みます。
※BizRobo! は RPA テクノロジーズ株式会社の製品です。本サイトは同社とは関係のない個人の解説サイトです。画面や機能の名称は、製品のバージョンによって異なる場合があります。