タイプと変数の考え方(データ設計でロボットを読みやすくする)

公開日:2026年10月2日 執筆:Takuya カテゴリ:BizRobo!の基本

BizRobo! の変数とタイプ(.type ファイル)の関係、グローバル変数の使いどころ、変数名の付け方など、ロボットのデータ設計の基本を解説します。

変数とタイプの関係

BizRobo! では、ロボットが扱うデータを「変数」に入れて使います。変数には文字列(Short Text など)や整数、真偽値などの型があり、中身に合った型を選びます。

関連する変数をひとまとめにしたものが「タイプ」で、.type という拡張子のファイルとして作成します。たとえば「顧客」タイプに、顧客コード・氏名・住所・電話番号の項目をまとめる、といった使い方です。ロボットはタイプを元に変数を作り、Web ページから抽出した値をその項目に入れていきます。

最初にタイプを設計する

ロボットを作り始める前に、「このロボットは何を受け取り、何を出力するか」をタイプとして決めておくと、全体の見通しがよくなります。入力用・出力用・作業用(途中の計算に使う)を分けておくと、どの値がどこから来たのかを追いやすくなります。

  • 入力用タイプ:処理対象の一覧(Excel の1行に相当)
  • 出力用タイプ:処理結果(結果のステータス、エラー内容など)
  • 作業用の変数:途中の計算や判定に使う一時的な値

グローバル変数の使いどころ

BizRobo! のロボットは処理が枝分かれ(ブランチ)するため、ある枝で値を入れた変数が、別の枝では元の値のまま、ということが起きます。これは変数の有効範囲(スコープ)によるものです。

変数の設定でグローバルにすると、枝をまたいで値を保てます。処理件数のカウントや、エラーが起きたかどうかのフラグなどには便利ですが、多用するとどこで値が変わったのか追いにくくなります。本当に枝をまたいで共有する必要がある値だけにとどめるのがおすすめです。

変数名の付け方

変数名は、後から読む人が意味を推測できる名前にします。「Text1」「Value2」のような名前は、ステップが増えると何の値か分からなくなります。

  • 何の値かが分かる名前にする(例:顧客コード、請求金額)
  • 同じ意味の値は、ロボットをまたいで同じ名前にそろえる
  • フラグは「〜済み」「〜あり」のように真偽が分かる名前にする

型の選び方の注意

Web ページから抽出した金額は「1,234円」のような文字列であることが多く、そのまま整数型の変数に入れようとすると変換に失敗します。抽出したあとに不要な文字を取り除いてから数値に変換するなど、変換のステップを意識して入れておくと、エラーで止まりにくくなります。日付も、画面の表示形式とロボット内部で扱う形式を区別して扱います。

※BizRobo! は RPA テクノロジーズ株式会社の製品です。本サイトは同社とは関係のない個人の解説サイトです。画面や機能の名称は、製品のバージョンによって異なる場合があります。

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